| 地点名 | 
      この1題・登場回数 | 
      位 置 | 
      備 考 | 
      写真と撮影年 | 
  
  
    | 中野 | 
    なかの | 
    怪談乳房榎(角川円朝1:02) など 7件7題 (圓朝1件, 東京6件) | 
    中野区中野あたり | 
    中野長者こと鈴木九郎については,紀州藤白とともに「怪談乳房榎」に登場する.屋敷跡とされる成願寺(本町2-26)に墓がある. 
"鈴木九郎と申した人がござりましたが、このお人が浪人をいたして関東へ下り、只今の中野に住居いたしました"(怪談乳房榎) | 
    中野長者墓 | 
      | 
    2006 | 
  
  
    | 新井の薬師 | 
    あらいのやくし | 
    駱駝(講昭和戦前1:22) など 16件1題 (東京16件) | 
    中野区新井5-3 | 
    → 北村辞典.真言宗梅照院.眼病と子育てのご利益.薬師の水を汲んでいる人がいるが,ハケ地でもない水で大丈夫か? 20年ぶりに訪問したら,薬師の水は見当たらなくなっていたが,眼が治るようにと願う絵馬はたくさんあがっていた.登場するのはすべて「らくだ」で,落合の焼き場への道順の説明になる. 
"突き当って左に曲りゃ新井の薬師"(駱駝) | 
    新井の薬師 | 
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    2021 | 
  
  
    | 鍋屋横町 | 
    なべやよこちょう | 
    堀の内(立名人名演07:05) など 13件3題 (圓朝1件, 東京12件) | 
    中野区本町4 | 
    → 北村辞典.「堀の内」への道順の説明で登場.鍋屋という茶店に由来し,交差点名に名を残す.堀の内を案内する道標の裏には,鍋屋の文字が刻まれている. 
"お祖師さまかい。ここを真ッ直ぐ行ってねェ、鍋屋横丁ついてまがりゃァ、突き当たりだァ"(堀の内) | 
    道標の鍋屋の文字 | 
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    2005 | 
  
  
    | 法泉寺 | 
    ほうせんじ | 
    話之種(円朝全集 別巻2, 岩波書店 (2016)) | 
    中野区中央2-33 | 
    宝仙寺が正しい.真言宗豊山派明王山宝仙寺.中野の巨刹で,関東三十六不動の第15番札所.「話之種」は,圓朝の残した雑多なメモ.ここでは,堀の内周辺の地理が数行書きつけられている.昭和はじめまで,宝仙寺には中野町役場が置かれた. 
"真言法泉寺よど橋手前をつのはづ村と云ふ"(話之種) | 
    宝仙寺中野町役場碑 | 
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    2019 |