|  平野区 | 
    
    
      | 地点名 | 
    この1題・登場回数 | 
    位 置 | 
    備 考 | 
      写真と撮影年   | 
    
  
    | 平野 | 
    ひらの | 
    角田川誉の駒(明文館 (1892)) | 
    平野区 | 
    戦国時代に平野郷の自衛のために,集落を囲むように環濠が掘られた.駅のそば,杭全神社の脇に環濠の一部が残る.大坂冬の陣の直前,薄田隼人らによって,徳川方についた平野郷が焼き討ちされた. 
"平野焼打の折には権現様烟の中で御落命なされしというところ"(角田川誉の駒) | 
    平野郷環濠 | 
      | 
    2022 | 
  
  
    | 平野大念仏寺 | 
    ひらのだいねんぶつじ | 
    片袖(阪大上方20:2) など 2件2題 (東京1件, 上方1件) | 
    平野区平野上町1-7 | 
    融通念仏宗総本山,大源山諸仏護念院大念仏寺.本堂は大阪府最大の木造建築になる.「片袖」の由来となる平野大念仏寺の寺宝のマクラで登場する.「亡女の片袖」は,8月第4日曜のみ公開される. 
"只今でも平野大念仏寺に幽霊の片袖というて宝物に残っております"(片袖) | 
    大念仏寺 | 
      | 
    2022 | 
  
  
    | 平野紡績 | 
    ひらのぼうせき | 
    天王寺参り(週刊朝日, 17(14) (1930)) | 
    平野区平野宮町1 | 
    天王寺の五重塔から平野紡績の工員が飛び降りたというニュースが,『週刊朝日』に載った笑福亭枝鶴(松鶴(5))の「天王寺参り」に収められている.平野紡績は,明治20年に設立され,その名のとおり平野に工場があった.後発の摂津紡績に明治35年に合併される.さらに大日本紡績(ニチボーからユニチカ)に吸収される.平野駅の南にあった工場は,いまは何も残っていない.平野元町交差点そばに,大日本紡績平野工場の名が刻まれた石柱がポツンと残っている. 
"まへ方、平野紡績の職工で、お縫に伊三郎といふのがあの上から飛降りて心中した"(天王寺参り) | 
    大日本紡績平野工場 私道碑 | 
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    2022 | 
  
  
      |  東住吉区 | 
    
    
      | 地点名 | 
    この1題・登場回数 | 
    位 置 | 
    備 考 | 
      写真と撮影年   | 
    
    
    | 田辺 | 
    たなべ | 
    愛宕山(サンデー毎日, 10(12) (1931)) | 
    東住吉区田辺 | 
    桂三木助(2)の演じる「愛宕山」で,大阪出身の幇間が京都の旦那に対して大阪自慢をする時に,田辺大根が出てきた.田辺大根は,なにわの伝統野菜の一つで,碑に描かれているように,白くて太くて短いフォルムをしている.田辺地域の住民や小学校で復活を目指している.栽培地に近い法楽寺(山坂1-18)境内に碑がある. 
"田辺大根みたいな、太いのは京におまへんナァ"(愛宕山) | 
    田邊大根ゆかりの地碑 | 
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    2024 | 
  
    
    | 南田辺 | 
    みなみたなべ | 
    手切れ丁稚(講ス文庫上方:058) 1件1題 (上方1件) | 
    東住吉区南田辺あたり | 
    用例である「手切れ丁稚」には,異版がある.講談社の『スーパー文庫』版は,他の版と異なり,文の里や千里山といった一連のベッドタウンの例に加えて,南田辺がつけ加わっている."阪和"とあるのは,阪和電気鉄道,現在のJR阪和線のこと.南田辺駅の東側,前項にも出てくる法楽寺の南から山阪神社にかけて,大正期に住宅開発がはじまった.阪和線が開通して,さらに南側まで開発が進んだ.バスが転回できるロータリーのような交差点も残っている. 
"阪和沿線では、南田辺あたりでおますな"(手切れ丁稚) | 
    南田辺の民家 | 
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    2024 | 
  
  
    | 長居公園 | 
    ながいこうえん | 
    大阪レジスタンス(レオ三枝6:10) 1件1題 (上方1件) | 
    東住吉区長居公園 | 
    長居公園の歴史は,1944年にさかのぼる.かつては,競輪場や競馬場があった.現在は,長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)で有名.長居スタジアムという用例もこれに合わせた. 
"逮捕されると、大阪の南港あたりや、長居公園などに作られた収容所に入れられ"(大阪レジスタンス) | 
    長居陸上競技場 | 
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    2009 |