| 雪夜の乳貰 | ||
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−ゆきよのちもらい− 雪夜の乳貰は,岩波版円朝全集に初掲載.明治31(1898)年,『中外商業新報』に3回にわたって掲載された.芝居がかりで終わる小品.円朝全集には,一席物・三題噺として,捩金屋捩兵衛(樟脳玉),釣指南,欠指南,首屋,白木屋お駒・駿河細工・東海道五十三次(城木屋)などを新たに収めている. |
| 大あらすじ | |
| 雪の晩の乳貰いをきっかけに十両を恵んでもらうが,実は全部しくんだ詐欺.芝居がかりで幕. | |
| はなしの足あと | |
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山伏井戸(中央区)の屋敷まわりで話が完結.山伏井戸は久松警察署から笠間稲荷の裏手あたりにあった井戸. |
| はなしの人びと |
| 源 | げん | 34〜5歳.乳もらいに扮して金をかたりとる |
| 玉 | たま | 27〜8歳.妲妃のお玉の異名 |
| 芳 | よし | 下女 |
| 女 | 32〜3歳.山伏井戸のお屋敷に住む.お玉の姉 |
掲載 180901